
過去ログ(2009.06.30〜2009.09.30)百件
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久々に修理ネタ。
私が事務員として勤めている高齢者施設で「利用者様が使っている手押し車の車輪が取れたから直
してくれ」との依頼があった。

御安い御用だ、と安請け合いしてビックリ。
とんでもない仕組みで車輪を固定してやがる。
↓シャフトと固定ワッシャ

なんと! ワッシャの内径がシャフトよりも小さく、無理矢理押し込む事によって留めてあるだけなの
だ(ワッシャの内側に切込みが入っていて花びら状に開いてシャフトが通る)!

アリエナイ。 この設計はアリエナイ。
普通は、溝を掘ってEリングで固定するか、あるいはネジを切ってWナット(もしくは緩み止めナット)で
固定する。
こんな固定方法初めて見た(厭きれ顔)。
というか、これは、引っ掛かりさえ無いシャフトとワッシャの狭い接触面の摩擦だけに頼った固定方法
だから、長期使用で外れてしまうのがアタリマエな駄目駄目固定方法だ。
外れて問題の無い箇所なら徹底したコストダウンとしてこういう固定方法も無いでは無いのかも知れ
ないが、これはお年寄りが体重を預けて歩く器具。
使用中に車輪が外れれば、転倒にも繋がりかねない非常に危険な設計だ。
溝を掘ってEリングを嵌めたり、ネジを切ってナットで固定するように変更したところで、コストアップは
高々数十円であろう。
もしかしたら、再利用の効かない特殊ワッシャで修理代を稼ごうという腹なのかも知れないが、それ
は福祉用品の製造業者として採ってはならない営業方針だと思うぞ。
とりあえず、鑢のカドで溝を掘り、ワッシャが引っ掛かるようにして応急修理しました

↑とりあえず引っ掛かって外れない
が、いずれ全ネジボルトの両側をWナットで固定するか、あるいは横に穴を開けて割りピンを挿すな
どの方法でちゃんと固定ないと駄目だと思います。
しかし、よくもまぁ、こんなもん売るよなぁ。 ちょっち驚いた。
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